2023/04/28 14:29

夏の庭の準備〜花壇の植え替え編〜




春の花が終わり、庭の花壇を植え替えたい方も多い
のではないでしょうか。
夏の庭には、鮮やかな花々が咲き誇ります。
しかし、その美しさを保つには、しっかりとした準備が必要です。
今回は、夏の庭の準備のうち、花壇の植え替えについて解説します。


1. 花壇の準備

花壇の植え替えには、土壌改良が欠かせません。
古い土壌から栄養分を吸われているので、新しい土壌を追加することで、植物が健康に成長し、美しい花を咲かせることができます。

1.1 土壌改良が必要な場合の注意点
花壇の土壌が悪い場合、植物は十分な栄養を得られず、弱々しく成長するか、根腐れを起こしてしまいます。
そこで、土壌改良が必要となります。

・腐葉土や石灰を追加する際の注意点
腐葉土や石灰を追加する場合は、必ず量を調節しましょう。
量が多すぎると、植物が栄養過多になってしまうことがあります。
また、腐葉土を使う場合は、よく乾燥させ、カビの発生を防ぐようにしましょう。

・土を寝かせることが良い理由
土を寝かせることで、古い土壌から有害な菌や害虫を排除し、新しい土壌に変えることができます。

以上が、花壇の準備についての注意点です。次に、植え込みの手順について解説します。


2. 植え込みの手順~初心者にもおすすめの植え方のポイント~



植え込みをする際には、適切な場所の選定と土壌改良が必要です。
今回は、植え方のポイントをご紹介します。

2.1 風通しの良い場所を選ぶ

植物は酸素を必要とします。
風通しの良い場所を選ぶことで、酸素をしっかりと取り入れることができます。

2.2 日当たりの良い場所を選ぶ
光合成を行うためには、日光が必要不可欠です。
十分な日当たりのある場所を選びましょう。

2.3 土壌の状態を確認する
植物は、土壌の栄養素や水分を必要とします。
植え込み前に土壌の状態を確認し、必要に応じて肥料や土壌改良剤を使用しましょう。

2.4 土壌改良方法
適切な場所を選定したら、次に土壌改良を行いましょう。
以下のポイントを参考にしてみてください。



・ 肥料と虫除け剤の使用と耕す方法
肥料と虫除け剤を使用することで、植物が健康に育つことができます。
また、耕すことで土壌を緩め、根がしっかりと張ることができます。

・ 木の根っこがある場合の注意点
既に植えられている木の根っこがある場合、根っこにダメージを与えないように注意しましょう。
根っこに傷をつけると、植物が栄養を吸収することができなくなります。

以上が、植え込みの手順についてのポイントです。
適切な場所の選定と土壌改良を行うことで、健康的に育つ植物を育てることができます。
ただし、植物によって異なるため植物の性質や状態をよく見極めることも重要です。


3. お花選び



花壇のお花選びは、お庭の雰囲気を大きく左右する重要なポイントです。
ここでは、花壇のお花選びのポイントとおすすめのお花についてご紹介します。

3.1 背の高いお花と低いお花を組み合わせる
花壇には、背の高いお花と低いお花を組み合わせることがポイントです。
背の高いお花は、花壇の奥や壁際に植えることで、立体感を出すことができます。
一方で、低いお花は、前面に植えることで、お花のレイアウトを引き立たせることができます。

3.2 後ろに置くポイントのお花選び
背の高いお花の中でも、後ろに置くお花は、特に重要です。
ここでは、後ろに置くお花のポイントをご紹介します。

まず、後ろに置くお花は、背の高さがあると前の植物の成長を妨げません。
風に揺れたり、倒れやすいお花は、後ろに置かないようにしましょう。

3.3 夏におすすめは涼しげなブルーや白系のお花
夏には、涼しげなブルーや白系のお花がおすすめです。
これらのお花は、熱帯夜の夜風に揺れる様子がとても美しく、心を癒してくれます。

代表的なブルーや白系のお花としては、
・ミントブッシュ
ローズマリーみたいな葉っぱで綺麗なお花が咲くのが特徴です。
香りもある丈夫な植物です。
・ユーフォルビア ダイヤモンドフロスト
間に入れて、隙間埋めに重宝します。
・宿根サルビア
夏の間でも丈夫で育てやすいお花です。
淡いブルーの爽やかな空色を選ぶのもいいですね。
・ディコンドラ
裾に植える用としておすすめです。
・レディーイングリーン
緑のボンボンが咲く姿がともて印象的な撫子(なでしこ)の仲間です。
切り花やドライフラワーとしても今人気のお花ですね。

他にも代表的なブルーや白系のお花としては、
ネモフィラ、アジサイ、ラベンダー、アルストロメリアなどが挙げられます。

これらのお花を組み合わせることで、涼しげで美しい花壇を作ることができると思います。



4. 夏に特におすすめな強健花 



夏に咲くお花は、暑さや乾燥に強い丈夫なものがおすすめです。
今回は、茶色いレンガと相性の良い黄色い花、全体のクッション材として使える白いガザニア、そして夏にぴったりの丈夫なクリソセファラム「スマイリープー」を紹介します。

4.1 茶色いレンガに相性の良い黄色い花の候補
茶色いレンガには、黄色い花がよく似合います。
その中でも、オーストラリア原産の「エキナセア・ブリティッシュビューティー」は、
夏に咲き誇る美しい黄色い花が特徴的です。
また、「サマーサン」も、夏に咲く黄色い花がとてもきれいで、
日当たりの良い場所で育てるとより美しく咲きます。

4.2 丈夫な白いガザニアをクッション材として
白いガザニアは、夏の暑さや乾燥にも強く、花も長く咲くため、
花壇イメージのクッション材として使うことができます。
花壇の周りに植えることで、美しい白い花が広がり、涼しげな印象を与えます。
また、ガザニアは育てやすいため、初心者でも挑戦しやすいお花です。

4.3 丈夫なクリソセファラム「スマイリープー」
「スマイリープー」は、夏にぴったりの丈夫なお花で、黄色の小さな花が咲くため、可愛らしい印象を与えます。
オーストラリア原産の植物で、耐寒性や耐乾燥性があるため、
管理も比較的簡単で、初心者でも育てやすいお花です。
また、花を摘んでおくことで、次々と花が咲いて、長く楽しめます。


5.まとめ


春の花壇もいいですが、今からの時期は暑い夏に向けて夏用の花壇に整えておくのもまた、ガーデニングの楽しみですね。
暑くて外に出るのもおっくうになる季節ですが、涼し気な花壇にすることで少しでも気持ちが晴れやかになるといいですね。